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代表的な後遺症

くも膜下出血の後遺症

手足のしびれ・マヒ

くも膜下出血後には、後遺症が現れることも少なくありません。どのような後遺症が起こるかは、脳血管の損傷を受けた部位によってさまざまです。後遺症があっても、適切なリハビリテーションを受ければ回復を目指すことができますが、損傷が大きい場合は、回復には限界がある程度みられます。ここでは代表的な後遺症を一部ご紹介します。

神経症候

神経症候とは、脳神経の損傷による身体機能の障害です。

後遺症 内容
運動障害 運動に関わる部位に障害が起こると、身体が思うように動かない、まひするなどといった症状があります。通常は、脳の障害が起きた部位の反対側の半身に障害がみられ、それを「半身麻痺」といいます。
この障害になると、リハビリテーションをして回復を目指すことになります。症状が重いとリハビリをしても杖や車椅子が必要になる場合があります。
リハビリでは、まず電子刺激を与えて筋肉を動かしたり、関節を動かしたりして筋肉と関節が動きにくくなることを防ぎます。その後、歩行や立つ動作の訓練を少しずつ行います。
感覚障害 半身の感覚がまひしたり、しびれたりして、触覚や温度感覚、痛いという痛覚などが鈍ります。モノに触っても何も感じなくなったり、発作以前より鈍くなったりします。
感覚障害の回復は、人によっては繰り返し刺激を受けているうちに回復する人もいるようですが、回復の程度は個人差が大きいようです。
嚥下障害 のどのまひが原因で、飲食物が飲み込みにくくなることを嚥下障害といいます。嚥下障害になると、気管に飲食物が入ってむせたり、誤嚥性肺炎(細菌が唾液や胃液と一緒に肺に流れて起こる)の原因を起こしたりします。
構音障害 のどや唇、舌の筋肉にマヒが起こると、言葉がうまく話せなくなり、ろれつがまわらなくなります。これを構音障害といいます。
リハビリは言語聴覚士のもとで行われます。
排尿・排泄障害 排尿や排泄を行う筋肉にマヒがあると、排尿や排泄をコントロールできなくなることがあります。
視覚障害 視力の低下。
聴覚障害 音が聞こえにくくなる。
疼痛性障害 脳脊髄系に障害が及ぶと、傷やはれもなにのに、痛みがおこることがあります。

高次脳機能障害

高次脳機能障害は、大脳の知的活動をつかさどる部分の損傷による、言語や事物の認知能力、行為能力の低下が起きる障害です。

障害 内容
失語 言葉を表現したり理解したりする能力が損なわれます。話そうとしても言葉がでず、読んだり聞いたりしても認識できません。
失行 行うべき行為がわかっているのにうまくできなくなります。例えば、じゃんけんやはさみの使い方など簡単な動作にとまどいます。
失認 よく知っているものを認識できなくなります。例えば、はさみをみせてもそれが何かわかりません。
半側空間無視というのも失認の一つです。これは左右どちらかの空間を認識することができなくなる障害です。ご飯を食べていてもお皿の片側だけ残したり、服装が片側だけ乱れたりすることがあります。

精神症状


抑うつ状態になることがあります。闘病の過程でさまざまな精神的な症状が現れます。治療後の後遺症に悩んだり、くも膜下出血になったという精神的ショックが重なったりして、意欲がなくなり、何をする元気もなくなっていきます。
この際はカウンセリングや抗うつ薬によって症状をやわらげることを試みます。

廃用症候群

治療後、ベッドの上で何もせずに療養を続けrと、体力や筋力が衰えてさまざまな障害が起こります。これを廃用症候群と呼びます。
廃用症候群の例としては、動かさなくなることによって筋肉や関節が硬くなる、床ずれ、嚥下障害、食欲不振、骨粗鬆症などがあります。

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