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リハビリテーション

くも膜下出血のリハビリテーション

くも膜下出血の発作後には、後遺症が残ることも少なくありません。後遺症には、まひやしびれといった身体症状や失語症、失認などが現れます。これらの後遺症に対しては、病院や自宅でリハビリテーションが行われます。リハビリテーションを行うにあたり、非常に便利なのが専門病院やリハビリテーション病棟です。

専門病院・リハビリテーション病棟について

レハビリ器具

リハビリテーション専門病院や病棟では、専門の医師や看護師、理学療法士、作業療法士などのチームが計画を立てて、ゴールを推測し、密度の高いリハビリテーションが行われます。急性期病院(病気になった人ばかりを扱う病院)では、重症の患者が優先されるため、急性期の治療を終えたらリハビリテーション専門病院への転院を考えるのもひとつの手でしょう。

ただ、リハビリテーション専門病院は、転院に時間がかかる、高リスクの患者の受け入れが悪いといった問題があります。転院については、病院などで聞いてみるといいでしょう。

治療後すぐのリハビリテーション


治療後すぐのリハビリテーションでは、後遺症のページに掲載した廃用症候群をできるだけ防ぎ、次の本格的なリハビリに向けてのコンディションを整えることです。基本はベッド上での関節を動かす運動を数日~1週間程度行います。廃用症候群を防ぐためには、関節がかたまりにくい姿勢をとり、医療スタッフによる関節の運動、あるいは自分でも意識的にタオルをにぎったりして関節を動かしていきます。電気刺激が行われることもあります。

その後、徐々に立つ、座るという基本動作ができるようになることを目指します。このようなリハビリは、症状が軽度の場合は、発症当日からリハビリがはじめられることもあります。まずはベッドの上で起き上がる、座るという訓練からはじめます。最初は介助者のサポートを得ながら行います。それができるようになったら、ベッドの脇に立つ訓練、車椅子への移動などを行います。

モノをちゃんと飲み込む訓練や、自分の意思をきちんと伝えるための話す訓練なども行います。

回復期のリハビリテーション

症状が安定してくると回復期になります。軽症の場合は退院も可能で、家庭でリハビリを行うことがあります。入院を継続してリハビリを続ける場合は、リハビリ室などで本格的な訓練を行います。歩行が難しければ車椅子の訓練行う、立ち上がれそうであれば立ち上がる訓練、安定していれば歩行訓練、階段を上り下りする訓練、手指を動かす訓練、トイレや入浴、着替えなどの日常生活の訓練などを行います。
また、後遺症の訓練もこの時期には本格的になっていきます。言語障害のリハビリなどは言語聴覚士によってすすめられます。精神症状にも周囲のサポートはもちろん適切な対応を考えていきます。

社会復帰を目指す

回復してくれば、退院後に自宅や別の施設で社会復帰を目指すリハビリテーションを行います。日常生活動作の訓練を引き続きリハビリの中心として行い、それに加えて外出、生活の細かいことなどを訓練します。退院後は必要に応じて通院を行い、合併症などの治療は継続されます。

家庭でのリハビリテーション

家庭に戻ってもリハビリは大切です。家庭に戻ると、かえって寝たきりになってしまうことがあるので、注意してリハビリを習慣にしていきましょう。家族や周囲の人に協力を求めることも大切です。なお、障害が重い場合で介護が必要なときは、医師や看護師、介護しなどにどうすればいいのかを聞いておきましょう。介護の方法などについてイラスト付きで詳しく見たい方は、参考書籍にあるリハビリ本がオススメです。

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