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米窪麻友子さん 寝たきりの母との成長を描いた

「10年いろいろ」米窪麻友子さん(1/2)

高校生のときに母親がくも膜下出血で倒れ、その後ずっと介護を続けてきた米窪麻友子さん。母親の発病10年目に自作の小冊子を発刊したのをきっかけとして、「10年いろいろ」を出版。そんな彼女に作品のこと、介護のことなどインタビューしてみました☆
2009年11月12日
米窪麻友子さんのプロフィール

1978年東京都生まれ。 高校2年生の時、母親が「くも膜下出血」で突然倒れ、寝たきりとなる。以来、母親との関わりや自分の想いを書き綴っている。母親の発病10周年の記念に自作の小冊子を発刊したのをきっかけに、「10年いろいろ」を出版することになった。普段はグラフィックデザインの仕事をしている。

⇒ブログ『10年いろいろ blog
 

宜しくお願いします☆
まずはじめに、「10年いろいろ」がどんな作品か教えて下さい☆

重度のくも膜下出血により突然失語症の寝たきりとなった母親との生活を、当時高校2年生だった私が10年に渡って日記風に綴った介護エッセイです。

心の変化や気持ちの持ち方の工夫といった精神面を中心に描き、一見、不幸に見えがちなテーマの「明るい面」に目を向けた作品です。

どんな方に読んでほしいと思っていますか?

同じような境遇にいる方や、漠然と将来の親の病気や介護を不安に感じている方、また、介護や病気に抵抗感を持っている方にも読んでいただきたいと思って執筆しました。

実際には、10代~80代までの幅広い世代の方が読んで感想を寄せてくださっています。

幅広く支持を受けてる作品なんですね。「10年いろいろ」を執筆したきっかけは何だったんですか?


10年たって介護について思うこと・・・

私は、もともと人と話すことがあまり得意ではなかったので、母親が病気になって、悶々と思い悩んでいることを友人などにうまく話せずにいました。

時間が経って、母親の病気を少しずつ受け入れられるようになってきた自分の心情の変化を、上手く人に伝えられなくて、そのもどかしい想いをぶつけるように自作のホームページに書き込んで、気持ちをコントロールしていました。

それを続けていくうちに、自分でも信じられないほど、私の気持ちは安定していきました。

この葛藤や心情の変化を多くの人に伝えたいと思い、母の発病10年の記念に、今まで書き溜めていたものをまとめて発表することにしました。

米窪さんご自身、介護で一番悩んだことってどんなことですか?

母は、発病したその日から、ずっと入院しているので、私は在宅介護をしたことがありません。在宅介護や、認知症の方の介護をされている方から見たら、私の境遇はとても気楽なものなのだと思います。そんな私でも、やはり一番悩んだことは、病気の母を「受け入れられない」ことでした。

昨日まで元気だった母が、今日は寝たきりで話すこともできない、目の焦点すら合わない…しかも、元に戻る見込みはない。そんな現実となかなか向き合えませんでした。

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